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愛知用水事業のあゆみ

1.事業の概要と建設の経過

(1)1期事業:昭和30年〜昭和36年)

 

 

明治以来、旱魃(かんばつ)や水不足に長年に亘って苦しみ続けていた知多地域の農民は、敗戦直後の貧困と食料不足の昭和2 0 年始めの打ち重なる旱魃被害に対し地域の総力を挙げて立ち上がったのであります。やがてこの運動は、戦後の混乱期、財政難の時代でしたが、愛知県当局を動かし政府を動かし、ついに当時の吉田総理をも動かして発足した、食糧増産、水道用水、工業用水及び発電を含む我国初の大規模総合開発事業であります。

 

世界銀行からの借款を含む借入金等による資金手当てにより、昭和 30 年愛知用水公団(本社名古屋)が設立され資金総額 422 億円(現在では約2,000億円 GDPデフレーター による平成17年時換算値)の大事業が僅か実質5年の工期で昭和 36 年完成しました。

 

 

イラストをクリックするとA4サイズの別のイラストマップがでます。

 

 

 

 

施設概要

貯水ダム

  牧尾ダム(御岳湖) 有効貯水量 6800万立方米(愛知池の7倍以上)

  東郷調整地(愛知池)有効貯水量  900 万立方米

  三好池       有効貯水量  200 万立方米

  松野池        有効貯水量  235 万立方米

 

取り入れ口

  兼山取水口(木曽川より最大毎秒30立方米)

水路

 

 幹線水路  総延長  112 キロ米

 支線水路  総延長 1012キロ米(約  本)

 

 

 

 

(2) 2期事業(昭和56年〜平成17年)

 愛知用水通水開始以来20年近くが経過した頃より、この地域の急速な経済発展に伴ない水需要特に水道用水や工業用水の需要が当初計画と大きく増大し、更に水路周辺の土地開発、都市化による水路周辺の環境変化や水路の老朽化により、昭和56年より幹線水路、支線水路の全面改修に着手しました。

なほ、いちじるしく増大した水道用水、工業用水に対応するためその水源として、阿木川ダムや味噌川ダムの水利権が認められました。

阿木川ダム味噌川ダム

 

2•  需要の増大と地域の発展

 既にのべたごとく愛知用水は完成後急速に地域の生活及び生産を支える水の大動脈としての役割を担い続け、中部経済圏の飛躍的な発展に貢献し、愛知県の年間製造出荷額は数拾年来日本一を続けています。

通水直後の昭和38年とその約40年後の平成14年の年間使用水量の実績とその経済効果に及ぼしている実績は次表の通りです

 

区分 昭和38年 (1963年) 平成14年(2002年) 備考 (倍率)
年間使用水量 1,4億立方米(100%) 4,8億立方米  (註1) 3.4倍
  農業用水 9100万立方米(65%) 12480万立方米(26%) 4倍
  工業用水 3640万立方米(26%) 24480万立方米(51%) 6.7倍
  水道用水 1260万立方米(9%) 11040万立方米(23%) 8.8倍
経済効果      
 農業用水 農業生産高255.7億円 農業生産高676.2億円
 工業用水 製造出荷額3295億円 製造出荷額3兆2416億円
臨海工業地帯等
名古屋市南部、
5市1町75事業所 
 水道用水 給水人口  20万人 (10市4町) 給水人口 124万人 (12市7町)

註1。愛知用水年間使用水量4.8億立方米は愛知池の水量の約50倍分。

 2.上記資料は独立行政法人水資源機構愛知用水総合事業部編纂資料「愛知用水」による。

 

 
. 愛知用水の管理
 
 

 愛知用水は昭和36年完成以来愛知用水公団により管理・運営されていましたがその愛知用水公団は

昭和43年新設された水資源公団に統合され、更に平成15年政府の行政改革に伴ない現在は、独立行政法人

水資源機構愛知用水総合事業部(愛知県愛知郡東郷町大字諸輪:愛知池ダムに隣接した事務所)により管理・

運営されています。     

 
 

 



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